日本郵船は1月9日、新造大型LPG運搬船を「LUCENT PATHFINDER(ルーセント パスファインダー)」と命名、川崎重工業坂出工場(香川県)で行われた命名式に参加した。
同船は、日本郵船が発注した7隻目の、LPG二元燃料エンジンを搭載したLPG運搬船。竣工後は、アラブ首長国連邦のLPGトレーダーであるBGN INT DMCC(BGN)に定期傭船され、日本国内、世界各地へのLPG輸送に従事する。
「LUCENT PATHFINDER」は、重油とLPGを燃料として使用できる二元燃料エンジンを搭載。主機からプロペラにつながる軸の回転を利用して発電することで、本来は発電機に使用されるディーゼル燃料を削減、ほぼLPG燃料のみでの航行が可能となる。
LPGを燃料にすると、従来の重油燃料と比べ、排気ガス中の硫黄酸化物(SOx)を95%以上、温室効果ガス(GHG)を20%以上削減できる。
また、LPGのほかにアンモニアも貨物として積載できるため、将来的に需要増加が期待されるアンモニア輸送にも対応可能となっている。
9日の式典には、約30人の関係者が臨席。BGNの小池貴之LPGダイレクターが「LUCENT PATHFINDER(ルーセント パスファインダー)」と命名し、同社のWendy Jungsuk Kwon LPGトレーダーによる支綱切断が行われた。
船名は、アンモニアも積載できる仕様になっていることから将来的に脱炭素につながるとの思いを込めた「道標(Pathfinder)」と、「明るい、輝く、光を放つ」という意味を持ち、明るく安全な未来を想起させる「Lucent」を冠したもの。
■本船概要
全長:229.90m
型幅:37.20m
深さ(型):21.90m
夏期満載喫水(型):11.65m
積載容量:8万6938m2

