川崎汽船は2月22日、自動車等の海上輸送に関して欧州競争法に違反する行為があったとして、欧州委員会から3910万ユーロ(約52億8100万円)の制裁金の支払いを命ずる決定通知を受けたと発表した。
川崎汽船は2018年3月期の連結決算で当該制裁金額を特別損失として計上する見込み。
2012年9月以来、川崎汽船を含む複数の事業者に関し、欧州競争法違反の疑いがあるとして、欧州委員会の調査を受けていたもので、川崎汽船はこの調査に全面的に協力してきた。
今後、事実を重く受け止め、コンプライアンス体制の一層の拡充・推進を図り、独占禁止法を含む関連諸法規の遵守に努めていくとしている。