経済産業省北海道経済産業局は5月19日、同省が2025年2月に実施した「物流の2024年問題の影響による輸送能力不足の実態を把握するための調査」から、北海道内の調査結果を発表した。
調査は2025年2月3日~2月14日、オンラインで実施し75事業者の回答を得たもの。
それによると、半数以上の事業者が「ドライバーの時間外労働が制限されることによる輸送能力不足は顕在化している」と考えていることがわかった。
また、全体の3割以上の事業者が「輸送能力の不足を実感した場面がある」と回答。具体的には、運送会社から運送を断られたこと、依頼した車両台数に対応してもらえなかったこと、集荷・納品日等の変更依頼があったことなどが挙げられた。
実際、約1割の事業者が、トラックドライバーの時間外労働が制限されていることを理由に、貨物の輸送を断られたことがあるという。
■詳しくはトラックニュースを参照
北海道経済産業局/輸送を断られるなど輸送能力不足が一部顕在化