JD.com京東日本は2月12日、大手EC&小売インフラカンパニー京東集団が中国で初めて中国~ウガンダ間の越境物流での陸・海・空輸送の全行程にコールドチェーンを導入したと発表した。
全輸送行程でのコールドチェーン導入は中国~アフリカ間でクロスボーダーサプライチェーンを持つ果鋭科技(グォルイカジ)(AFRICHAIN)との連携によって実現した。アフリカ政府、現地ブランドの協力の下、AFRICHAINの持つ越境サプライチェーンと京東物流の持つ中国保税物流、倉庫、国内配送網を連動させ、流通効率最大化の実現を目指す。
越境ECでの生鮮食品の輸送では、コールドチェーンによる品質管理が重要となっている。アフリカ諸国には新鮮な果物、ナッツやドライフルーツ、コーヒーなど、中国市場に出回っていない高品質な製品が数多く存在する。
この全行程コールドチェーン導入により、中国からウガンダの長距離間でも品質を担保した輸送が可能になる。今後京東は自社の品質管理システム、マーケティング、サプライチェーンを通じ、アフリカ製品の中国市場参入とアフリカ諸国の経済発展を支援する。
なお、このコールドチェーン導入により、ウガンダ産天然ドライマンゴーとケニア産コーヒーを越境ECサイト「京東海?全球(ジンドンかいとんぜんきゅう)」で販売する。