日立物流は11月1日、東京・中央区のロイヤルパークホテルで日立物流「LOGISTEED」フォーラム2019を開催した。
<日立物流の中谷康夫社長>
日立物流の中谷社長はあいさつで、「LOGISTEEDは昨年立ち上げたもの。現在、物流業界はもとより、様々な分野で大きな変化が起きています。さらには、さまざまな分野から、物流業へ参入する動きもあります。これまで自社技術中心でビジネスを展開してきたが、それだけでは今後難しいものと考えています。将来に対して、不安と危機感があるのが現在の心境です」と語った。
さらに「この変化に対応するために、我々自身が物流の領域を超え、新たな領域に挑もうと立ち上げたのがLOGISTEED。物流をコアに据えながらも、様々なパートナー企業と共同・共創で金流、商流、情流、物流をLOGISTEEDというコンセプトで束ねてサプライチェーンを構築していきたい。現実とのギャップを埋めていくことが我々の責務と認識している。日々改善に取り組み、大きな変化、進化を遂げたい。そして、新たなイノベーションのきっかけになるものと思う」と述べた。
「LOGISTEED」フォーラム2019では、その後日立物流の進化過程を紹介の後、日立製作所とABEJAによる2セッションが行われ、パネルディスカッション、そして早稲田大学の入山章栄教授による「世界の経営学から見る日本企業イノベーション創出への示唆」と題した特別講演が行われた。
セミナー終了後には、参加者による交流懇親会を開催した。