日本石油輸送が2月9日に発表した2011年3月期第3四半期業績によると、売上高228億6200万円(前年同期比2.7%増)、営業利益6億8000万円(38.4%増)、経常利益8億5200万円(54.9%増)、当期利益4億500万円(56.3%増)となった。
セグメント別では、鉄道輸送事業で石油部門は、期初の低温により灯油の輸送数量が増加したほか、ガソリンや軽油の輸送についても、夏場の記録的な猛暑の影響等を受け堅調に推移した。この結果、輸送数量は465万キロリットル(4.4%増)となり、売上高は63億8600万円(3.2%増)となった。
自動車輸送事業の石油部門は、堅調だったガソリン等の輸送需要に減退がみられるなか、採算性の向上を目的に一部の輸送から撤退した影響もあり、輸送数量が減少した。自動車輸送事業の売上高は116億5300万円(1.9%増)となった。
通期の業績予想は、売上高316億円(1.6%増)、営業利益9億5000万円(6.4%増)、経常利益10億5000万円(16.2%増)、当期利益5億8000万円(39.1%増)の見通し。
大東港運 決算/3月期の売上高6.3%減、営業利益38.2%減