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キユーソー流通システム/第2四半期の売上高4.2%増、営業利益26.4%増

2011年06月30日/決算

キユーソー流通システムが6月30日に発表した2011年11月期第2四半期決算によると、売上高は689億5000万円(前年同期比4.2%増)、営業利益9億4600万円(26.4%増)、経常利益10億2000万円(63.6%増)、当期利益2憶7900万円(1700万円の当期損失)となった。

食品物流業界は、個人消費の節約志向の持続や得意先の拠点再編や物流費抑制および物流業者間の価格競争による受託料金の伸び悩みに加え、東日本大震災で被災した物流拠点(ネットワーク)の復旧、燃料調達単価の上昇や「食の安全・安心」に応える物流品質向上への投資負担などで厳しい経営環境で推移した。

中期経営計画2年目にあたる2011年度は、「経営資源を集中させ、成長分野へのシフトに向けてスタートする年」と位置付け、グループの構造改革および安全・安心を優先した物流品質の向上の実践をすすめている。

倉庫事業収益は既存取引の売上高減少が影響したものの、共同物流の売上高が増加し増収となった。一方、利益面は固定費の圧縮により収益改善が進捗したものの、既存取引の減収による採算悪化の影響をうけ営業損失が増加した。

この結果、倉庫事業収益は101億4900万円と前年同期に比べ3700万円(0.4%増)の増収、営業損失は5億6800万円と前年同期に比べ1億2200万円(前年同期は4億4600万円の営業損失)の増加となった。

運送事業収益は既存取引の売上高減少が影響したものの、共同物流の領域拡大や新規取引先を受託した専用物流が伸長し増収となった。利益面は燃料調達単価上昇の影響はあったものの、売上高が堅調に推移したことや、運送業務の合理化改善進捗などにより増益となった。

この結果、運送事業収益は519億1900万円と前年同期に比べ24億7200万円(5.0%増)の増収、営業利益は13億6900万円と前年同期に比べ3億5300万円(34.7%増)の増益となった。

通期は売上高1390億円(2.4%増)、営業利益18億円(4.2%増)、経常利益18億6000万円(17.9%増)、当期利益5億5000万円(35.6%増)を見込んでいる。

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