NSユナイテッド海運は9月22日、2012年3月期第2四半期の業績予想を修正し、売上高660億円(前回発表予想値との増減率4.8%増)、営業利益4億円(33.3%減)、経常損失11億円、当期損失4億円となった。
修正の理由、8月以降の同社を取り巻く事業環境のうち、外航海運市況についてはケープ型撒積船市況に改善の動きが見られるものの、第2四半期連結累計期間の同社業績に与える効果は限定的なものに留まると見込んでいる。
また、高止まり状態にある燃料油価格や、1ドル70円台後半の円高水準で膠着した円ドル為替相場など、外航海運業にとって厳しい環境が続いている。
支配船腹の配船繰り工夫など各種営業努力を重ねたものの営業利益で減益予想となるほか、同社の有する外貨建て債権等を足下の為替相場水準で評価替した場合に発生する第2四半期末為替評価損により、経常利益段階において悪化する見込みとしている。
NSユナイテッド海運 決算/売上高7.1%減、営業利益33.5%減