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米国/12月度のアジア主要10か国発のTEU実績0.7%減

2012年01月13日/調査・統計

Zepol(ゼポ)は1月12日、米国海上輸入の12月実績と2011年度の国別ランキングを発表した。

それによると、アジア主要10カ国発の12月度TEUは前年より0.7%減少した。2011年通期実績は1.5%減の1300万TEUにとどまる。

12月はアジア主要10か国発TEUは、99万1500と前年同期比で0.7%のマイナス、2011年通期でも 1304万325と前年度を1.5%下回る結果となった。

米国全体では1978万4328TEUと前年を1.2%だけ上回ったが、ほぼ横ばいで終えた。米国輸入に占めるアジア10か国のシェアは2ポイント下がり66%になった。

国別では1位中国 2位韓国が横ばいの中で、ベトナム(32.5%増)、マレーシア(6.8%増)の伸びが目立ち、ランキングも7位、9位とランクアップした。

洪水被害あった8位タイも12月は24%のマイナスだったが通期では横ばい。韓国と同様にトランシップ比率の高い3位香港、6位シンガポールがそれぞれ15.6%、9.3%のマイナス。4位の台湾は2.8%のプラスだが、自国オリジン分では11.3%のマイナスだったことが目立つ。

5位の日本と韓国の差はトランシップ分に表れているが、同時に日本が3位、韓国が2位の自国部分の伸び率の差異が注目される。日本直航分 (2.4%減) では名古屋、横浜、大阪の減少が目立つ。

韓国(釜山)は中国からのTS分のマイナスを自国分に加えて、日本、インドネシア、マレーシア、インド、その他各国分のトランシップの増加で横ばいを維持した形。

2011年の日本発の釜山港TS分は2.3%の小幅増だったが、それを日本各港についてみると博多、広島、門司、細島、徳山からの減少に対する大阪、神戸、横浜からの増加に加えて、東日本大震災後の対応として新潟とその他港からの大幅増加が顕著に表れている。更に日本海側各港別に動きを2010年と比較してみるとその重さが裏付けられる。

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