トヨタ自動車は7月22日、国内外の販売店サービススタッフの育成や、車両修理技術の研究・開発を目的とした新施設「多治見サービスセンター」を竣工した。
<研修棟>
<走行確認路>
同センター、研修センターの拡充を狙いに新設したもので、敷地面積18.7万㎡、4階建ての研修棟と、1.3kmの周回路と国内外の路面環境等を再現した特殊路面で構成する走行確認路を備えている。
顧客がトヨタ車を使用する“現場”を再現し、現地現物で確認する実践的な研修を実施する。
使用目的は、研修受講者が、新技術や車両の特性を、顧客の使用環境を踏まえ実走行で体得と正常な車両と不具合車両の挙動の違いを体感し、診断力・技術力の向上に活用する。
販売店での診断や対応が難しい修理案件が発生した場合に、データと実走行で再現し、修理方法を検討する(修理支援)等、サービス技術の研究・開発に活用する。
国内外から受け入れる受講者数は、年間2600名から4800名に拡大、将来的には、サービス技術の研究・開発機能も移転することで、サービス技術に関するグローバルな競争力強化の基盤を築いていく。
■施設の概要
名称:多治見サービスセンター
所在地:岐阜県多治見市山吹町1-1-1(多治見山吹テクノパーク)
敷地面積:18万7000㎡
研修棟
階数:4階建て(1、2階:研修施設、3階:オフィス、4階:講堂・食堂)
床面積:約1万7600㎡
走行確認路
周回路:約1.3km
特殊路面:ベルジアン路、波状路等、13種類
従業員(開設時):約70名
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