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横浜市港湾局/中国向け輸出が大幅減

2013年09月09日/調査・統計

横浜市港湾局は9月9日、2013年上半期の横浜港統計速報を発表した。

上半期の外内貿取扱貨物は、5896万トン(5.3%減)となり、2年ぶりに前年を下回った。外貿貨物は 3686万トン(7.8%減)、内貿貨物は 2210万トン(0.7%減)で、特に外貿貨物は、輸出が1568万トン(9.5%減) 、輸入が 2118万トン(6.5%減)と共に前年を下回った。

輸出の主要品目である完成自動車や産業機械の取扱いが、中国向けを中心に前年と比べ大きく下回ったことが要因となっている。

輸出は、1568万トン(9.5%減)と、前年の実績を下回った。

国別では、第2位のアメリカ合衆国(7.7%増)は、2年ぶりに前年を上回ったが、最大の貿易相手国である第1位の中国が292万ト(25.8%減)と3年連続で前年を下回ったほか、第3位のタイ(5.3%減)、第4位の韓国(20.3%減)なども前年を下回った。

品種別では、第1位の完成自動車は 522万トン(11.8%減)で、アメリカ合衆国(55.8%増)向けは前年を上回ったが、中国(52.2%減)、オーストラリア(16.2%減)など向けは前年を下回った。また、第3位の産業機械(26.0%減)や第5位の染料等化学工業品(13.4%減)などの上位品目も、中国向けの減少が主な要因となり、全体で前年を下回っている。

輸入は、2118 万トン(6.5%減)と、前年の実績を下回った。

国別では、第2位のマレーシア(1.5%増)は前年を上回ったが、第1位の中国が387万トン(6.3%減)と2年連続で前年を下回った。

品種別では、LNG火力発電の需要の高まりもあり、第1位のLNG(液化天然ガス)の取扱量が449万トン(2.0%増)と前年を上回ったが、第2位の原油(13.6%減)は前年を下回った。

コンテナ取扱個数では、外内貿合計で 144万個(6.9%減)と前年を下回った。外貿は前年比6.7%減、内貿は前年比8.7%減となっている。

輸出は前年同期比で 6.0%減となり、中国(7.1%減)、アメリカ合衆国(19.2%減)などが前年を下回ったが、台湾(18.5%増)やアラブ首長国連邦(15.3%増)などは前年を上回った。

輸入は前年同期比で7.5%減となり、中国(8.6%減)やアメリカ合衆国(11.9%減)などが前年を下回ったが、タイ(7.8%増)や台湾(18.0%増)などは前年を上回った。

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