三菱マテリアルは10月31日、子会社の日本新金属が秋田工場内に建設していた第二タングステン棟が竣工した。
炭化タングステン粉末の生産能力を増強したと発表した。
<秋田工場(第一タングステン棟と第二タングステン棟)>
第二タングステン棟の完成により秋田工場の生産能力は倍増し、本社工場とあわせた炭化タングステン粉末の生産能力は約20%増強となる。
今後、秋田工場で追加工事により、来年4月以降の同社全体の生産能力は、約10%増強となる。
主な需要先である超硬工具の販売拡大に伴う原材料安定供給体制の確立に加え、日本新金属社本社工場と秋田工場の並行生産によるリスク分散を目的とした。
三菱マテリアル/タイで子会社が鉱山・土木用工具の新工場を建設