東京ユニオン物流は7月、パソコンでの疲労検査による安全管理支援システム「FHM Safety for Windows」を発売開始する。
人間の目には、点滅する光のちらつきを認識する能力が疲労に伴い低下する現象があり、この性質を用いて疲労計測を行う方法にフリッカー疲労検査法がある。
フリッカー値の低下と事故の発生に強い相関があることがこれまでの研究で示されている。
FHMSafety for Windowsは、Windowsパソコンにインストールするだけで、これまで専用装置を用いて行われていたフリッカー疲労検査を行うことを可能にした。
さらに、個々のユーザの計測履歴をデータベースで管理し、わかりやすく表示する機能を持ち、従業員の日々の疲労状態の変化を可視化する。
5年前からフリッカーヘルスマネジメントとの共同開発を進めていたもので、東京ユニオン物流の16台のトラック運転手での試験運用を2年間行い、そのデータをもとに製品化し、健康管理に対する各運転手の姿勢も改善されているという。
同社では、デジタコ、アルコールチェッカーなどと連動した幅広い利用も展開したい考え。
■問い合わせ
東京ユニオン物流
安全環境衛生課
TEL:042-560-2338
tud_okamoto@tokyo-system.co.jp
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