日本通運は8月19日、山形県飯豊町立第一小学校の4年生27名に「地球にやさしいエコな引越し」をテーマに出前授業を行ったと発表した。
出前授業は日通が2007年から飯豊町に「日通の森」を設置し、森林育成活動を行っている関係で、飯豊町の小学生にも地球環境の大切さを考えるきっかけを作るために実施したもの。
出前授業では、引越商品「えころじコンポ」で実際に使用しているネット付毛布や食器トランクなどの反復資材を使用した引越しの梱包と反復資材開発前の段ボールやビニール製の梱包資材を使用した従来型の梱包を、生徒と教師役の日通スタッフが行い、それぞれの梱包方法で出されたごみの量を比較した。
カラーボックス1個と食器15枚を梱包し、従来型の梱包では約1kgのゴミが出たが、反復資材を使用した梱包では、ほとんどゴミがでず、生徒たちからは驚きの声が挙がったという。
日通はこれまでも「地球温暖化」をテーマとした出前授業をさまざまな地域で行っており、今後も「日通の森」での森林育成活動や出前授業を通じて、子どもたちに、地球温暖化防止や生物多様性の保全の大切さを伝えていくとしている。