経済産業省が11月28日に発表した10月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1632万kl、前年同月比3.9%増となり、8か月ぶりに前年を上回った。
輸入量の多い順に、サウジアラビア(588万kl、前年同月比20.0%増)、アラブ首長国連邦(427万kl、15.6%増)、ロシア(137万kl、14.7%減)、カタール(129万kl、32.4%減)、クウェート(91万kl、8.2%減)、となっている。
中東依存度は85.2%、前年同月に比べ2.5ポイント増と3か月ぶりに前年を上回った。
燃料油の在庫は1160万kl、前年同月比3.8%増と2か月連続して前年を上回った。
油種別にみると、ナフサ、ジェット燃料油、軽油、A重油及びB・C重油は前年同月を上回ったが、ガソリンと灯油は前年同月を下回った。