HOYAサービスとインターコムは1月7日、HOYA サービスが販売するERPパッケージ 「Microsoft Dynamics AX(マイクロソフト ダイナミクス エイエックス)」と、インターコムが開発・販売するEDIパッケージ「Biware EDI Station(バイウェア イーディーアイ ステーション)」を連携させた製造業向けERP・EDIソリューションの提供を開始したと発表した。
受発注を始め通信回線を通して企業間の業務取引を行う場合、取引データを一元管理するために、社内のERPシステムとEDIシステムを連携させる必要がある。
従来、ERPシステムとEDIシステムを連携させるためには、個別のプログラム開発など多くの負担を必要としていた。この連携ソリューションでは、HOYAサービスが開発した専用アダプタを利用して、「Microsoft Dynamics AX」と「BiwareEDI Station」のデータ連携を実現する。
専用アダプタをインストールすることでERPシステムとEDIシステムの連携基盤を構築でき、従来と比べて両システムを導入する際のコスト削減や導入期間の短縮を実現できる。
「Biware EDI Station」が担うEDI の通信機能は、インターネットEDI からレガシー(従来型)EDI まで新旧のさまざまな通信手順に対応しており、業種・業態を問わず幅広いEDI取引に活用できる。
さらに、日本の組立加工製造業の業務要件を徹底的に吸い上げて開発したHOYAサービス独自の「Microsoft Dynamics AX 組立加工系生産管理テンプレート」も用意。製番管理・生産計画取込など、一品一葉の個別受注生産から見込生産まで幅広く対応でき、グローバル展開する中堅製造業の企業の基幹業務を強力にサポートする。
なお、ERPとは、資材調達、製造、物流、在庫管理、販売、人事、給与、会計など、企業が取り扱うさまざまな業務や資源を統合的に管理する仕組みのこと。
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