ヤマトホールディングスとベクトン・ディッキンソンの日本法人の日本ベクトン・ディッキンソン(日本BD)は7月21日、ライフサイエンス研究等で使用される、試験製品や機器パーツ等の日本国内での物流業務を、ヤマトホールディングスの大型物流施設羽田クロノゲートで、運用開始したと発表した。
<左から本間耕司ヤマトロジスティクス社長、ジョン・ハリス日本BD社長、長尾裕ヤマト運輸社長、小杉武雄ヤマトグローバルロジスティクスジャパン社長>
日本BDはこれまで福島県の自社工場で一連の物流業務を行っていたが、製品を顧客のニーズに対応した、より効率的で迅速なサービスと高い品質が求められていた。
物流拠点をヤマトグループの羽田クロノゲートに設置し、ヤマトホールディングス傘下のヤマトロジスティクスでロジスティクス業務、ヤマト運輸で配送業務を行うことで、顧客の利便性の向上を実現する。
輸入した試験薬品の検品、保管、ピッキング、梱包、配送をヤマトグループが一括して行うことで、製品を購入される顧客は以前り早く製品を受け取ることが可能となる。
宅急便ネットワークと連結した羽田クロノゲートでロジスティクス業務を運用することにより、当日の発注締切りや時間の延長、より迅速な緊急対応も可能となる。
今後は海外に向けてもヤマトグループの羽田クロノゲートや沖縄国際物流ハブなどのグローバル物流網を活用し、アジア地域内の物流業務の効率化について共に検討していく。
ヤマト、西濃、福通/地元企業に宅配委託、秩父市で共同配送開始