レンゴーは2月25日、連結子会社である朋和産業が、千葉県旭市の干潟工場内に自動倉庫棟を増設したと発表した。
朋和産業は、グループ軟包装事業の中核企業として、おにぎりやサンドイッチなどのユニークな開封機能を持つフィルム包装や、各種加工食品から医療器具向けに至るまで、多彩な軟包装製品で人々の豊かな暮らしを支えている。
同社は、デザイン提案から製品の製造(製版、グラビア印刷、ラミネート、スリット、製袋)までの一貫生産体制により、高品質な軟包装製品を届けており、干潟工場は同社最大の生産拠点として、多様なフィルム包装資材を生産している。
同工場は1995年の開設以来、最新の設備を備えた自動化工場として、常に業界をリードしてきたが、近年消費者ニーズの多様化に伴い軟包装需要が増加しており、伸長する生産量に対応した自動倉庫棟の増設が急務となっていた。
このたびの自動倉庫棟の増設により、慢性的な倉庫不足を解消するとともに、外部保管等のコストを削減し、今後の需要増にも十分対応可能な体制を整えた。
グループは、ゼネラル・パッケージング・インダストリー=GPIレンゴーを掲げ、パッケージングの総合力強化を推進しているが、中でも軟包装をはじめとするフレキシブル・パッケージ分野は今後とも伸長が期待できる重要な柱と考えており、その拡充にこれからも積極的に取り組んでいくとしている。
■干潟工場 自動倉庫増設棟の概要
所在地:千葉県旭市さくら台1-4
構造:鉄筋コンクリート造
建築面積:3320m2
レンゴー/子会社増で4~6月の軟包装関連事業の売上高は49%増