商船三井が7月29日に発表した2017年3月期第1四半期決算によると、売上高3600億7900万円(前年同期比19.9%減)、営業損失35億7300万円(前期は18億500万円の営業利益)、経常利益7億3300万円(93.3%減)、当期利益14億100万円(89.0%減)となった。
海運市況のうち、ドライバルク船市況は、西豪州の主要荷主が集中して船腹手当を行った影響や好調な南米からの穀物出荷、堅調な石炭需要等を背景に改善をしたものの、本格的な船腹余剰感の解消には至らず、市況は低調に推移した。
原油船市況は、需給ひっ迫から上昇する局面も見られたが、全体としては不需要期による荷動き減少が響き、年初より下落傾向となった。
コンテナ船市況については、欧州と南米航路において、需給環境の改善を背景にスポット運賃の回復は見られたが、昨年の市況低迷の影響を受ける形で北米航路を中心とした年間契約運賃が大幅に下落する等、厳しい状況が続いた。
通期は、売上高1兆4930億円(12.8%減)、営業損失50億円(-)、経常利益100億円(72.4%減)、当期利益150億円(-)の見通し。
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