ヤマザキマザック(マザック)は3月22日、村田機械と、“IoT 時代の物流と自動化”分野で協業に合意したと発表した。
顧客の工場のスマートファクトリー化を推進する“ロジスティクス(物流と自動化)・ソリューション”として、自動倉庫機能を備えたパレタイジング自動化システム「MAZATEC SMS (Smart Manufacturing System)」を共同開発し、販売を開始する。
両社で共同開発した「MAZATEC SMS」は、マザックのマシニングセンタと複合加工機の自動化システムと村田機械の自動倉庫システムを融合した新しいスマート生産システム。
「MAZATEC SMS」は上位基幹システムであるERPやMES(製造実行システム)との連携、モバイル端末などのIoT機器の活用、さらに大容量の自動倉庫機能の追加や省フロアスペース化などに対応し、素材入庫から完成品の出庫までの工場内の物流を効率化することで、生産性のさらなる向上を実現する。
倉庫棚の全長や全高・棚サイズ等も自在に設計可能で、エルゴノミクスを考慮し、かつロボットなどによる長時間無人システム運転にも対応した段取りステーションのオプション展開など、顧客の多様なニーズに柔軟に応えるとしている。
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