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ヤマト運輸/四国交通と徳島県内初の「客貨混載」

2017年10月25日/3PL・物流企業

ヤマト運輸は10月25日、徳島県三好市内を運行する路線バスで徳島県内初となる「客貨混載」を11月1日から開始すると発表した。

<四国交通の「つながる未来バス」>
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<バスの座席を改造した荷台スペース>
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<「つながる未来バス」運行路線>
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<運用フロー>
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取り組み内容は、路線バスで宅急便を輸送するため、座席の一部を荷台スペースに改造した車両を、四国交通本社から祖谷地区の間で運行する。

ヤマト運輸のSDが、西祖谷地区と東祖谷地区へ届ける荷物を、四国交通本社でバスに積み込み、西祖谷中学校前バス停と和田上バス停で、各地域を担当するSDに引き渡す。

このバスは「両社のつながりで住民の役にたち、地域全体を明るい未来へつなげたい」という思いを込めて「つながる未来バス」と名付け、客貨混載専用のバスとわかるような方向幕、看板などを施す予定。

地域のバス路線網が維持され、安定的に路線バスを利用できることで、 病院やスーパーなど多様な施設へアクセスでき、生活基盤の維持・向上につながる。

ヤマト運輸のSDが集配地域に滞在できる時間が増えるため、当日発送の集荷締め切り時間延長されるなど、宅急便のサービスをより便利に利用できるようになる。

四国交通では、路線バスの空きスペースで宅急便を輸送することで、バス路線網の維持につながる新たな収入源を確保することができる。

ヤマト運輸には、移動時間が大幅に(約1.5時間)削減でき、集配効率が向上し休憩時間が取りやすくなるなど、働く環境の改善が見込まれる。

SDが集配地域に滞在できる時間が増えるため、顧客からの要望に対しても柔軟に応えることができるようになる。

さらに、1日のトラック走行距離を約100km削減することができ、燃料費やCO2排出量の削減にもつながる。

なお、客貨混載は岩手県(2015年6月~)、宮崎県(2015年10月~)、北海道(2016年9月~)、熊本県(2016年10月~)、兵庫県(2017年6月~)、長野県(2017年10月~)、和歌山県(2017年10月~)の各地域で実施している。

また、実験的な取り組みとして、愛知県豊田市(2017年8月~)、奈良県(2017年9月~)の各地域で実施している。

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