東日本高速道路(NEXCO東日本)は12月12日、東関東自動車道の鉾田IC~茨城空港北ICまでの区間(延長約9㎞)が、2018年2月3日に開通すると発表した。
開通により期待されるのは、アクセス性の向上による周辺都市間の連携強化に寄与、道路ネットワークの拡充による農産業物輸送の利便性向上、観光の活性化、地域の安全・安心の確保。
アクセス性の向上による周辺都市間の連携強化では、今回の開通により、鉾田市から茨城県の中心であるJR水戸駅への所要時間が約7分短縮するなど、アクセス性の向上が期待されている。
さらには、茨城県内の東関東自動車道が全線開通すると、潮来市からJR水戸駅が約20分短縮され、周辺都市間の連携強化が期待される。
道路ネットワークの拡充による農産業物輸送の利便性では、茨城県は、特産品であるメロンの出荷量が全国1位であり、県内では鉾田市から最も多く出荷。販売エリアの拡大や輸送品質の向上が期待されている。
鹿島港(国際バルク戦略港湾)は、とうもろこしの輸入量が全国1位。畜産業産出額が多い北関東地域へのアクセス性の向上が期待される。また、今回の開通により、消費の拡大など地域産業の活性化が期待されている。