オープンロジは4月20日、インドネシアで4月16日から2019年3月29日まで、EC事業者と物流事業者を結ぶ物流プラットフォームの構築に向け、大手のECモールと連携し、物流プラットフォームの実証実験を行うと発表した。
日本貿易振興機構(JETRO)の事業である「日ASEAN新産業創出実証事業」の公募に採択されたもの。
実証実験のポイントは、初めて国外で、EC事業者と物流事業者を結ぶ物流プラットフォーム「オープンロジ」の実証実験を行う。
世界4位の人口をもちEC市場の成長著しいインドネシアで、現地大手のECモールと連携する。
さらに、日本で顕在化している物流事業者の負担を未然に防ぎ、健全なEC市場の成長に貢献する。
オープンロジは創業以来、運営してきたEC事業者と物流事業者をつなぐ物流プラットフォームを初めてASEANにて展開することになる。
なお、インドネシアでの課題は、物流と代金決済と言われている。
地場スマホ調査会社JACPATの調査では、荷物の遅延や品質の劣化を問題視する消費者が7割を超え、費用についても6割が課題だと感じている。
島国で国土が広く、物流インフラが不十分なため、物流会社は到着日を予測しにくく、出荷から受け取りまでに時間がかかり、保管にかかるコストなどが上乗せされるため、送料は高くなる傾向にある。
EC専用のロッカーがコンビニに設置されるなど新たなサービスも登場しているが、多様な消費者ニーズに対応できる効率的なサプライチェーンの構築が必要だと考えられる。