Automagiは4月23日、スマートフォンのカメラで商品のパッケージやタグを撮影するだけで、商品名や型番などを認識し、検品業務を省力化することが可能なAIソリューションの提供を開始した。
物流会社の倉庫では、店舗に配達したメーカーの商品が売れ残りや不具合などにより定期的に店頭から戻され、商品を検品する作業が常時発生しており、作業は現状は人手で行われている場合が多く、物流会社にとって大きな課題になっていた。
提供するソリューションは、返品された商品のパッケージやタグをスマートフォンのカメラで撮影すると、記載された商品名や型番などの情報をAIを活用することで画像から精度高く認識を行い、その情報をクラウドにあるシステムに送信する。
従来は、返品された商品のパッケージやタグを目視で確認し、商品名や型番などの情報をパソコンに入力する作業で、1件あたりの処理に平均30秒の時間がかかっていた。
新ソリューションを活用した場合、1件あたり平均5秒でシステムへの情報登録が完了するため、大幅に作業の時間が短縮でき、業務の効率化が実現できる。
Automagiがこれまで培ってきた深層学習(ディープラーニング)による画像認識の技術と、認識精度を高めるための様々な画像処理技術が活用している。
■Automagi
http://www.automagi.jp/
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