マンハッタン・アソシエイツは8月28日、倉庫管理ソリューション(WMS)を全面刷新したと発表した。
新たに生まれ変わったWMSは、オーダー管理の柔軟性向上、資産の最大活用、さらにはモバイル化推進といった様々な機能により、小売、流通、物流の各領域でのフルフィルメント業務に革新をもたらすという。
同社は、デジタル環境の進化によってあらゆる情報が集約される「コネクテッド・コマース」のニーズに対応するため、最先端のWMSソリューションを開発。
最新ソリューションは、従来にないほど高度なオーダー・インテリジェンス機能や最適化機能を備え、人と機器の絶妙なオーケストレーションを実現することで、労働力に機敏性と効率性を与える。
マンハッタンの新しいWMSでは、 オーダーストリーミングの機能を強化することで、1つの施設でウェーブ、ウェーブレスおよびフロースルーのオーダーを同時に処理することが可能な、インテリジェントなフルフィルメント最適化エンジンを提供する。
新たなオーダーストリーミング機能によって企業は、さまざまなフルフィルメント・メソッドを動的に管理しながら、受注処理時間の短縮、精度の向上、サービス・レベルの向上などを実現することができる。
同社の倉庫実行システム(WES)なら、多様なリソースを対象としたワークフローを効率的に処理できるだけでなく、あらゆる自動化機器と迅速かつシームレスに統合できるよう設計しており、複数の事業所間での業務調整もスムーズに行うことができる。
一新されたWMSは、最新のタッチスクリーン技術とデータ視覚化技術を活用した直感的なユーザーインターフェイス(UI)により、現場管理者があらゆる場所から状況を把握し、判断、調整を行うための、一元管理型の物流管理メソッドを提供する。
マンハッタンの高度な分析機能により、管理者は倉庫のパフォーマンスを幅広く監視し、実行可能なアイデアを得ると同時に、作業の傾向や問題にリアルタイムで対応することができる。
新たに用意されたインターフェイスには、タスクを合理化し、トレーニング時間の短縮を支援するアソシエート・バージョンも用意されており、パソコンやモバイルタブレットなどの主要OSのいずれにおいても、一貫性のある使い慣れた操作感を提供する。
椿本チエイン/KDDIの合弁会社と物流倉庫業務効率化サービス提供