ESRのスチュアート・ギブソン代表は10月9日、埼玉県の久喜市役所を訪問し、梅田修一市長から感謝状を贈呈された。
ESRは、久喜市の東京理科大学跡地で、延床面積15万m2のマルチテナント型物流施設「ESR久喜ディストリビューションセンター(DC)」を9月末に竣工。地区計画の早期実現に協力した久喜市に対して、6月30日付で敷地の一部2259m2を無償で譲渡する契約を締結している。
感謝状の贈呈は、土地の寄付に加えて、ESR久喜DCを災害時等の一時避難施設として使用する旨の協定を締結したことを受けてのもの。
贈呈式では、ESRのギブソン代表が土地の目録を渡した後、梅田市長から感謝状と記念品が贈呈された。
土地の寄付と、ESR久喜DCを一時避難施設として使用することについて、梅田市長は「寄付された土地は地域住民が利用できる公園や緑地などとして活用したい。また、災害時等の一時避難施設として大規模な物流施設を利用できることを心強く思っている」と、感謝の意を述べた。
また、ESRの久喜市への進出については「上清久地区は東北自動車道と圏央道のICに近接する交通利便性に優れた地域。新たな産業拠点として、市民の雇用拡充や周辺地域の活性化などに大いに期待している」と語った。
ESRのギブソン代表は、ESR久喜DCについて「日本、アジアに所有する160か所の倉庫の中でも1・2を争う完成度の高い施設に仕上がった。久喜市の協力でこのような立派な施設が完成したことに感謝している」とコメント。
「ESR久喜DCは一般的な倉庫の概念を超えた快適な施設で、素敵なアメニティ設備や託児所を併設している。ぜひ、施設の中を見に来て欲しい」と、施設の魅力をアピールした。
施設の現況について「リーシングを進めている段階で、すでに全体の4分の1で企業と契約締結に向けた協議を進めている。ロケーションにも優れており、1年以内の満床稼働を見込んでいる。稼働開始によって400~500名規模の雇用創出が見込まれる」と述べた。
圏央道沿線での施設開発については「アジアで最も注力している日本市場においての戦略的な地域。久喜市のほか、埼玉県の川島町と加須市でも施設を完成させており、今後も施設を増やしていく方針だ」と今後の展望を語った。
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