ひとまいる（旧カクヤスグループ）は7月7日、傘下のカクヤスが東京都大田区平和島の東京流通センターB棟に開設していた飲食店向け大型物流拠点「南東京センター」を隣接するA棟へ移転し、配送業務を開始した。
＜カクヤス 南東京センター＞
カクヤスは首都圏を中心に関西、九州に酒類等の販売、デリバリー事業を展開。南東京センターは、首都圏に9か所ある配送センターのひとつで、主にチェーン飲食店、ホテル、レストランなどへのルート配達を担っている。移転より1289.26m2（約390坪）の倉庫スペースを拡大したことで、商品の多様化や物量の増加に柔軟に対応できる体制を整え、倉庫管理を効率化した。
また、移転前に使用していたB棟6611.57m2（約2000坪）のスペースを、ひとまいるの子会社「ひとまいるロジスティクス」（旧大和急送）が運営する「平和島センター」の増床に活用する。
他人物配送のラストワンマイル拠点として、外部アライアンス企業の販売先や荷主企業の指定先への配達を行う。
＜ひとまいるロジスティクス平和島センター＞
ひとまいるは、2028年3月期をターゲットとする中期経営計画「TRANSFORMATION PLAN 2028」において、事業再編による成長戦略を掲げている。
計画では、これまでの酒類販売事業を主体とした事業構造から、「物流」を軸とした物流プラットフォーム企業へと事業を再編し、酒だけなく食材など違うカテゴリの商品も取扱い、受注・配達・請求決済までの一連のサービスを外部企業へ提供するとしている。
＜事業再編により物流を軸に展開＞
今回の増床は、この計画を推進する取り組みとなる。
■中期経営計画 ［TRANSFORMATION PLAN 2028］（2026年3月期～2028年3月期）
https://www.hitomile.co.jp/corporate/mp.html
■施設概要
名称：カクヤス 南東京センター
所在地：東京都大田区平和島6-1-1 東京流通センターA棟6階西側
面積：6862.81m2（2076坪）
稼働開始日：2025年7月7日
名称：ひとまいるロジスティクス平和島センター
所在地：東京都大田区平和島6-1-1 東京流通センターB棟6階
面積：2万2214m2（6720坪）
カクヤス／「ひとまいる」に社名変更、物流プラットフォーム企業へ
