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安田倉庫/長期ビジョンと中計発表、2021年に売上高550億円目指す

2019年02月07日/SCM・経営

安田倉庫は2月7日、2030年のあるべき姿としての「長期ビジョン2030」と2021年度までの3年間を対象期間とする中期経営計画「YASDA Next 100」を策定した。

安田倉庫は12月に創業100周年の節目を迎える。「長期ビジョン2030」では~次の100年に向けて~として、世界に誇れるYASDAブランドと革新的テクノロジーの融合で全てのステークホルダーの期待を超える企業グループを目指す。

顧客面では、他の追随を許さないロジスティクス・ソリューションと人間力で確固たる顧客満足を獲得する。

従業員については、多様性を尊重し働きやすく且つ働き甲斐のある職場で従業員が最大限のパフォーマンスを発揮する。

社会では、事業を通じた環境負荷低減や高い災害強靭性で持続可能な社会の構築に貢献する。

株主に対しては、高い収益力と強固な財務基盤により企業価値の向上を図る、としている。

<「YASDA Next 100」基本目標>
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中期経営計画「YASDA Next 100」では、今後3年間の基本目標の一つに「お客様に潜在するロジスティクス・ニーズを捉えたスピーディーな課題解決」を挙げている。これは物流のプロフェッショナルとしての知識と経験や人間力で顧客とのコミュニケーションをより密にし、潜在ニーズを捉える。顧客の抱える課題に対してはグループの力を結集しスピード感のあるロジスティクス・ソリューションを提供し、常に収益力の高い組織を目指す、としている。

また、「保有不動産の資産価値向上による収益基盤の強化」を挙げ、保有不動産の再開発や適切なメンテナンスと機能向上の推進により資産価値を向上させ、グループの収益基盤としての不動産事業強化を図る。

「グローバルに渡り合えるグループ経営インフラの確立」では、世界的な拠点展開やグローバルな視点を持つ職員の育成、働き方改革を中心とする生産性の更なる向上、多様な人材の活用等によって世界基準の経営インフラ構築を目指す。また災害等の有事を想定したBCP体制の運用と訓練の継続的実施や環境を意識した取り組み等、グローバルに渡り合える安田倉庫グループを目指す。

業績目標では、最終年度の2021年度に売上高550億円、営業利益40億円、経常利益45億円、営業利益率7%の達成を目指す。

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