住友ゴム工業は4月3日、ブラジル市場でのトラック・バス用タイヤの安定供給を図るとともに、為替変動リスクの回避を目的として、ブラジル工場にトラック・バス用タイヤの生産設備を新設し、3月1日に生産を開始したと発表した。
2020年末には生産能力を日産1000本とする計画で、総投資額は4億6500万レアル(約135億円)。
これまで、トラック・バス用タイヤについては輸入販売を行っていたが、このたびトラック・バス用タイヤの生産を開始することで、現地での安定供給が可能となる。
ブラジルの同タイヤ市場は今後年2~3%程度の成長が見込まれている。現地生産により、乗用車・ライトトラック用タイヤと合わせて、ブラジル市場でのタイヤ販売事業の一層の強化を図るとともに、住友ゴムのグローバル展開をさらに進めていくとしている。
■ブラジル工場概要(2018年12月末)
会社名:Sumitomo Rubber do Brasil Ltda.
所在地:パラナ州ファゼンダ・リオ・グランデ市
操業開始:2013年10月
設立年月:2011年7月
事業内容:乗用車・ライトトラック用タイヤの製造・販売
生産能力:1万6800本/日
従業員数:1307名
<トラック・バス用タイヤ工場概要>
生産開始:2019年3月
建屋面積:約1万3400m2
生産能力:1000本/日(2020年末予定)
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