LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





シーアールイー/兵庫県神戸市に1.6万m2の物流施設を着工

2019年06月11日/物流施設

シーアールイー(CRE)は6月11日、兵庫県神戸市で開発を進めている物流施設「ロジスクエア神戸西」を着工したと発表した。

<完成イメージ>

20190611cre - シーアールイー/兵庫県神戸市に1.6万m2の物流施設を着工

設計・施工は東洋建設で、2020年4月の竣工を目指し、建設を進める。

開発予定地は、兵庫県神戸市西区の「神戸複合産業団地(神戸テクノ・ロジスティックパーク)」に立地。神戸淡路鳴門自動車道・山陽自動車道「神戸西」インターチェンジより約1.6kmに位置し、幹線道路へのアクセスにも優れている。

また、産業団地内であるため、周辺は倉庫・工場が多く24時間稼働が可能であり、物流業務に適した立地条件を備えている。

神戸淡路鳴門自動車道から阪神高速道路を経由しての三宮や大阪中心部へのアクセスはもとより、京都方面へは山陽自動車道から2018年に開通した新名神高速道路(神戸JCT~高槻JCT間)ルートと、従来の中国自動車道・名神高速道路ルートの2ルートから選べるようになり、利便性が向上した。

開発予定地は神戸市、大阪市、京都市の関西主要都市のみならず、岡山県、徳島県も含めた広域物流拠点として利用でき、開発予定地の神戸市西区は神戸市の中でも最大の人口数を擁する行政区であり、最寄駅の神戸電鉄粟生線の「木津駅」より約750mと徒歩圏内にあるため、雇用確保においても優位な立地。

施設面では、1万3414.57m2の敷地に地上2階建て、延べ面積1万6026.22m2の物流施設として開発する予定で、2019年6月に本体工事着工、2020年4月の竣工を予定している。

施設のマスタープランとして、ワンフロアが約2400坪、南側に配置するトラックバースは大型トラック計20台が同時接車可能。4台分の待機スペースと合わせて、効率的な入出庫オペレーションを実現する。

なお、事務所エリアを東西2か所に設け、複数テナントへの分割賃貸の対応も考慮した設計としている。

倉庫部分の基本スペックとして、外壁には金属断熱サンドイッチパネル、床荷重は1.5t/m2、有効高さは1階・2 階共に6.0m以上(2階は最高7.7m)、照度は平均 300ルクスを確保する予定。

また、階層を2階建てに抑え、荷物用EV(4.1t)を2基、垂直搬送機を2基設けることで、取り扱う製商品の上下搬送に起因した時間的なロスの極小化に配慮し、スピーディーな入出荷オペレーションの実現を可能としている。

在庫保管型や流通加工型センターとしてのみならず、通過型クロスドックセンターとしての機能も兼ね備えた、様々な物流ニーズに対応し得る汎用性の高い施設計画としている。

さらに、将来的なオペレーション変更時の対応も想定し、垂直搬送機やドックレベラーの増設を可能とする構造対応、庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場・キュービクル増設スペース等の確保、事務所の増床を想定した法的な対応等、入居テナントの将来ニーズにも一定の対応ができる仕様。

また、CREの開発物件の標準装備である緊急地震速報システムの導入、AEDの設置や耐震型設備配管の採用などは、入居テナントの BCP(事業継続計画)策定の一助になる。

敷地内の舗装には、塑性変形抵抗性に優れ、わだち掘れの発生を抑制する「半たわみ性舗装」を採用する計画。環境対策としては、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を採用し、環境や省エネルギーに配慮した施設として BELSの取得を予定している。第三者機関による認証を取得することにより、土地、建物ともに環境に配慮した施設であることを明示していくとしている。

■開発プロジェクト概要
施設名称:ロジスクエア神戸西
所在地:兵庫県神戸市西区見津が丘
神戸複合産業団地(神戸テクノ・ロジスティックパーク)内
土地面積:1万3414.57m2
用途地域:準工業地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造2階建て
延べ面積:1万6026.22m2(予定)
着工:2019年6月11日
竣工:2020年4月30日(予定)
設計施工:東洋建設

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース