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コカ・コーラ/30億円投じ、最新技術導入し白州工場新倉庫竣工

2019年11月11日/物流施設

コカ・コーラボトラーズジャパンは11月11日、山梨県北杜市にある白州工場敷地内に最新技術を導入した新倉庫を竣工した。

<竣工式に参加した中央左から、北杜市の渡辺 英子市長、コカ・コーラ ボトラーズジャパンのカリン・ドラガン社長>

20191111cocacola1 - コカ・コーラ/30億円投じ、最新技術導入し白州工場新倉庫竣工

<新倉庫正面>

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<新倉庫の航空写真>

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白州工場の新倉庫は、戦略的な物流ネットワーク改革を推進する「新生プロジェクト」初の大型物流倉庫で、高密度保管システムを採用することにより、従来の約半分のスペースで製品を保管することができるという、革新的な技術を導入した倉庫になる。

コカ・コーラボトラーズジャパンでは急速に変化する市場環境や多様化する顧客、得意先のニーズに迅速に対応するため、2016年5月から物流体制の最適化を目指した大型プロジェクトとして「新生プロジェクト」を進めていたもの。

竣工式には、コカ・コーラボトラーズジャパンのカリン・ドラガン社長をはじめ、北杜市の渡辺 英子市長も参列した。

コカ・コーラ ボトラーズジャパンのカリン・ドラガン社長は「白州工場に最新技術の大規模自動倉庫が完成した。この倉庫は、戦略的な物流ネットワーク改革を推進する「新生プロジェクト」初の大型物流倉庫。山梨県北杜市の自然や景観と融合した建屋を建設することで、従来の自動倉庫の半分のスペースで同等の保管数量が確保できる革新的な技術を導入した自動倉庫となる。また、この白州倉庫の保管可能数量は約2万4000パレット。500mlペットボトルで約3200万本の保管が可能だ」と述べた。

また、続けて「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会では、ここ白州倉庫から「い・ろ・は・す」が大会会場へ出荷される予定。世界各国から来る多くの方々に、安全で美味しい白州の天然水を楽しんでいただけることは我々にとって大きな誇り。また、白州工場は、再生可能エネルギーの購入や「い・ろ・は・す」の売り上げの一部を環境保全に役立ててもらうなど、自然を大切に活動してきた。嬉しいことに、これまでの活動を評価いただき北杜市より「市民名誉賞」を受賞した。今後もその名に恥じないよう、私たちは地域の人々と共に環境を大事にしていく」とコメントした。

北杜市の渡辺 英子市長は「ここ白州工場においては、自然豊かな森が育んだ水資源を活用した、ナチュラルミネラルウォーター製品「い・ろ・は・す」を製造しており、市が行う、「森を育て、水を守る」環境保全事業に毎年協力してもらっているほか、2016年度からは、「い・ろ・は・す水源保全管理事業」を展開し、市や森林組合と一体となって森の整備事業を通して水源涵養を行ってもらっている。このたび、白州工場に最新技術を導入した新倉庫を建設。物流及び輸配送の効率化が図られる先進的なもので、地域経済の活性化に期待が高まるところであり、今後も本市に立地する企業と連携し、地域産業の発展を図っていく」と話した。

■新倉庫概要
名称:コカ・コーラ ボトラーズジャパン 白州工場 新倉庫
敷地面積:2万2187.75m2
建物の延床面積:2万8399.94m2
保管数量:2万4000パレット
投資額:約30億円
竣工:2019年11月

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