日立物流は11月29日、日本物流団体連合会(物流連)が主催する「令和元年度モーダルシフト取り組み優良事業者賞(新規開拓部門賞)」を受賞したと発表した。
<取り組みのイメージ図>

受賞した取り組みは、富山県から全国29都道府県・65納品先の広範囲への医薬品(配置薬ほか)納品において、鉄道コンテナでの輸送を実現したもの。実施にあたっては、従来のトラック輸送と比較して輸送時間が長くなることに対し、顧客と一体となって出荷タイミングや納期調整等の検討を重ねた結果、効果的な運用フローを構築することができた。この取り組みにより、車両(トラック)・ドライバー不足への対応とCO2削減に大きく貢献するとともに、コスト削減も実現した。
これにより、2018年4月~2019年3月のCO2削減量は50.6トン(トラック輸送比マイナス87%)となった。
「モーダルシフト取り組み優良事業者賞」の表彰は、物流業界における環境負荷低減と労働生産性向上の観点から、大量輸送機関を利用した輸送の重要性が増している状況のもと、他の模範となる取り組みを行っている物流事業者を表彰するとともに、その取り組みを広く社会に紹介し、モーダルシフトをさらに促進しようとするもの。
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