鴻池運輸は4月13日、渋川営業所の大井雄介グループリーダーが「令和2年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「創意工夫功労者賞」を受賞したと発表した。
大井リーダーは、自身の職場である飲料工場の製造ラインを請け負う職場で、安心して作業できる職場環境の整備に向けて、体に負荷の大きい製造設備の重量部品の交換作業を改善。重量部品を滑らせて移動を容易にするボードを活用した専用台車を自作することで、重量部品の持ち上げが不要な作業に変身し、労働負荷を約1/10にまで軽減するという大きな改善効果が評価されたもの。
お、この賞は優れた創意工夫によって職域における技術などの改善向上に貢献した個人またはグルプを対象に表彰される制度。
■受賞した創意工夫概要
テーマ:重量物型替え部品移動台座の考案
拝啓・主な問題点:職場の製造現場における設備の型替え作業で、重量物取り扱いによる労働負荷が大きい
考案点:重量物を持ち上げず、移動できるような台座を考案・作成
主な改善効果:持ち上げる力39㎏→引きだす力4㎏へ負荷低減(約90%軽減)
重量物を持ち上げる作業不要→労働災害の防止
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