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BMWグループ/工場内物流の改善へAIロボット導入

2020年05月18日/IT・機器

BMWグループは5月14日、自動車工場にNVIDIA社の新しい「Isaac」プラットフォームで構築されたAIロボットを導入すると発表した。
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材料を自律的に運搬するナビゲーションロボットや、部品を選定・整理するマニピュレーションロボットなど5種類のロボットを導入し、工場内のロジスティクスを改善。カスタマイズされた自動車の生産について、リードタイムの短縮と効率化を図る。

BMWの工場には、NVIDIA社のテクノロジをベースとしたトレーニング、テストから導入に至るエンドツーエンドのシステムを実装。ロボットは単一のソフトウェア アーキテクチャによって開発され、NVIDIA社のオープンIsaacロボティクスプラットフォームで動作する。開発完了後、このシステムはBMWグループの世界中の工場に展開される。

BMWグループのロジスティクス担当シニア バイスプレジデントであるユルゲン メイドル (Jürgen Maidl) 氏は、「BMWでは、顧客が多様な車両に多様な機能をカスタマイズできるようにしている。1つの工場ラインで、複数のモデルを大量生産するなか、高品質で高度にカスタマイズされた自動車を生産するには、エンドツーエンドの先進的なコンピューティングソリューションが必要。NVIDIA社とのコラボレーションにより、未来に向けて今日の工場ロジスティクスを発展させることで、最終的に世界中のBMWグループの顧客に満足してもらえるようになる」とコメントしている。

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