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海上コンテナ輸送量/アジア発米国向けが単月過去最高水準に

2020年08月21日/調査・統計

デカルト・データマインは、アジア発米国向け(往航)7月分と、米国発アジア向け(復航)6月分の海上コンテナ輸送量(TEU)実績を発表した。

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それによると、7月のアジア主要10か国・地域発米国向け(往航)は、156万TEU(前年比1.8%増)となった。

これは単月で過去最多レベルの数値。米中貿易摩擦に加え新型コロナの影響で前年割れが続いた中国発や、ベトナム発、シンガポール発が増加に転じ、実績を押し上げた。

発地域の国別順位は、1位が中国発(シェア63%)で6.3%増、2位が韓国発(シェア9.4%)で6.8%減、3位がベトナム発(シェア7.7%)で19.4%増。

以下、4位の台湾発(シェア5%)が15.9%減、5位のシンガポール発(シェア4%)が7.2%増、6位の香港発(シェア3%)が13.8%減、7位のインド発(シェア2.6%)が9.6%減と続く。

日本発(シェア2%)は8位で27%減となった。

主要品目の動きを見ると、家具類、機械類、電子機械、プラスチックの上位4品目で、中国発とそれ以外の東南アジア7か国・地域発がともに増加。中でも、東南アジア勢の家具類が31%増、電子電機が25%増と二桁の伸びを見せた。

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また、6月の米国発アジア主要10か国・地域向け(復航)は43万8000TEU(6.1%減)だった。

国別トップ3は、1位が中国向け (シェア40%)で21%増、2位が日本向け(シェア12%)で18%減、3位が韓国向け(シェア11%)で10%減。

中国を除く各国が前年割れの中、6位のマレーシア(シェア5.4%)と9位のシンガポール(シェア2.7%)がそれぞれ12.2%増、17%増と前年実績を上回った。

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南石 正和
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