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ESR/2020年上半期の売上高1.98億米ドル(26.9%増)

2020年09月10日/決算

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ESR ケイマン・リミテッド(ESR)は9月10日、2020年度上半期(2020 年1月1日〜2020年6月30日)の未監査連結業績を発表した。

2020年度上半期のESRグループ売上高は1億9800万米ドルとなり、2019 年度上半期の1億5600万米ドルに⽐べて26.9%増加した。PATMI(税引後当期純利益から少数株主持分を控除した後の利益)は1億3300万米ドルとなり、2019年度上半期の7600万米ドルに⽐べて75.1%増加した。

中核PATMIは1億2100万米ドルとなり、2019年度上半期の7000万米ドルから71.9%増加した。

EBITDAは2億6900万米ドルとなり、2019年度上半期の2億1200万米ドルから27.3%増加した。2020年度上半期の調整後EBITDAは、1億5100万米ドルとなり、2019年度上半期の1億2500万米ドルから20.6%増加した。

グループのバランスシート、特に流動性は引き続き堅調。2020年6月30 日現在、バランスシート上の自己資本は健全で、現金は9億4700万米ドル、純負債に対する総資産比率は28.6%となった。また、今年度は借入コストを大幅に削減し、満期3年の健全な負債構成を維持している。

ESRのジェフリー・パールマン会長は「新型コロナウィルス感染症(COVID-19)によって、我々の日常生活は大きく変化し、世界経済も深刻な影響を受けた。この先暫く、我々の働き方、消費行動を含め生活様式はさらに変化すると思われる。一方、コロナ禍においても、ESRは業績を伸ばすことができ、統制された資本管理を行い、投資ビークルへの資金調達も旺盛で、強固なビジネス・モデルの強みを発揮した。我々のチームがこの状況下でもステークホルダーを支援し、各事業部門部門および各地域で事業を拡大し、業績を伸ばすことができていることを誇りに思っている」。

また、「2020年度上半期に記録的な賃貸契約締結率と資金調達を達成し、アジア最大の延床面積を誇る「ESR 尼崎ディストリビューションセンター」他、多くの開発プロジェクトを無事に竣工できたことを大変喜ばしく思っている。世界経済は厳しい状況にあるが、e-コマースのさらなる拡大、生産増加及び地域経済に合わせた生産調整、他の不動産セクターから物流不動産セクターへの資本流入など、ESR事業基盤の背景にある社会情勢はコロナ禍で加速的に有利に移行している。ESRは、こうした長期的に予想される社会情勢の動向に後押しされ、堅調な経営を維持し、ステークホルダーに長期的な価値を引き続き提供できると考えている」と述べている。

ESR のジェフリー・シェンおよびスチュアート・ギブソン共同創設者・共同CEOは「アジアは世界経済の中で最も急速に構造変化が進み、新たな経済が創られている地域であり、物流不動産セクターは長期的に堅調な成長ができる環境・条件が整っている。この競争市場において、技術革新、施設開発、サービス面で優位な立場を維持し、多くの顧客から支持され続けるには、実績と信頼に基づき形成されたネットワーク、優良なテナントに入居してもらうに値する高品質な資産、土地調達能力、資金調達および資産運用力、実績、これらすべてを備えていなければならないと考える」。

また「ESRは、今後も投資家には魅力的な投資機会を、顧客には最先端の物流施設・ソリューションを提供することに努め、同時に資本管理については、引き続き慎重に取り組んでいく。我々はどんな状況下でも新たな経済の創出に貢献できるよう、APACに特化した物流不動産のリーディングプラットフォームとしてはもとより、技術革新面でも業界を常にリードし続けられるよう邁進する」と述べた。

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