日本オラクル/クラウドSCMに機能追加、サプライチェーン回復へ

2020年09月30日 

日本オラクルは9月30日、回復力や俊敏性に優れたサプライチェーンを構築して企業のイノベーションと成長の推進を支援する、 「Oracle Fusion Cloud Supply Chain & Manufacturing (Oracle Fusion Cloud SCM)」の最新のアップデートを発表した。

このアップデートによって、企業はサプライチェーンにおけるネットワーク全体を通じたコラボレーションを強化し、サプライチェーン資産の積極的な管理を行って、長期的なサプライチェーン計画を実行していくことができる。

最新版の「Oracle Fusion Cloud SCM」には次の機能が追加されている。まず「Oracle Logistics Digital Assistant」では、即応性の高い対話型のインターフェースを通じ、 リアルタイムのサプライチェーン情報に常時アクセスでき、ユーザー満足度を高め、ビジネス効率を向上させることができる。ユーザーはオーダー・ステータスや輸送状況の追跡も、 リモートで簡単にアクセスすることができる。

また物流ステータスの確認のために「Oracle Transportation Management」の画面を開いたり、複雑なデータ構造を理解する必要もない。その結果、サプライチェーンの担当者は、どこにいても、モバイル・デバイスでオーダーのステータス通知と、シッピングに関する最新情報を受け取ることができる。

「Oracle AI Planning Advisor」では、「Supply Chain Planning」に組み込まれた人工知能(AI)を利用して、新製品の市場導入(NPI)を最適化する推奨事項を提示し、現在および今後予想される生産の中断にも対応することができる。

「フィールド・サービスの予防的メンテナンス」では、「Service Logistics Cloud for Field Service」で提供される新しい予防的なサービス・フローとブレイクフィックス(break fix) および導入機器情報管理機能により、 顧客サービスの向上を支援する。

「多層的サプライチェーン ・コラボレーション」では、サプライチェーン上流からの可視性を高め、サプライチェーン全体の応答性を向上する。「Oracle Supply Chain Collaboration」と、手持ち残高、発注内容、 社外の複数の組織からの多層的なワーク・オーダーなど、上流の供給情報と同期できるようになり、 データは自動的に「Oracle Supply Planning Cloud」と共有される。

「プロジェクト主導型 ・ サプライチェーンのプランニング」では、プロジェクト単位の資材所要量計画や発注書、転送オーダー、作業オーダーの実行など、プロジェクトやタスクに関連するすべてのサプライチェーン計画を最適化する。柔軟なルールに基づいて需要と供給をマッチングさせることで、企業はプロジェクトをグループ化し、複数のプロジェクトにまたがってサプライを共通化できる場合にはグループ単位で計画を立てることができる。

このほか、「新たなチャネル収益管理機能」や「既存の調達システムと 横断的な調達の連携」等の機能も追加された。

オラクルのリック・ジュエル アプリケーション担当シニア・バイスプレジデントは「この1年、COVID-19による混乱をはじめ、グローバル商取引を取り巻く状況の変化、顧客の期待の急速な変化など、無数に生じた不測の事態と企業が格闘する中、サプライチェーンは限界まで拡張されてきた。「Oracle Fusion Cloud SCM」に搭載した新たな機能は、顧客がこうした複雑な環境をうまく乗り切り、今日の課題に対処すると同時に今後、どのような事態が起こっても対応できる、より適応性の高いビジネスを構築していけるよう支援する」と述べている。

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