楽天は10月28日、千葉県市川市の物流施設「アイミッションズパーク市川塩浜」へ入居し、オンライン書店「楽天ブックス」の新物流センターを開設したと発表した。
楽天はこれまでも、千葉県市川市で2つの施設を「楽天ブックス」の物流センターとして稼働してきたが、ECが生活基盤として定着し、書籍などをECで購入する需要が高まっていることから、より保管・出荷能力の高い物流センターを新設した。
新物流センターでは、業務自動化の新システムを導入したことにより、既存の機械化施設と比較して人員による作業工程を約30%削減した。2021年夏までには既存の2つの施設機能を段階的に集約し、「楽天ブックス」の物流倉庫運営のさらなる効率化を図ることで、在庫保管量を約1.5倍、1時間あたりの出荷可能件数を約1.3倍に増強し、翌日配送サービス「あす楽」の対象商品も拡大する。
新物流センターが入居する「アイミッションズパーク市川塩浜」は伊藤忠商事が運営するマルチテナント型物流施設で、首都高湾岸線「千鳥町IC」から0.2km地点に立地している。
■新物流センターの概要
所在地:千葉県市川市千鳥町12-1、12-2(アイミッションズパーク市川塩浜)
延床面積:5万9100m2
賃借面積:2万2000m2
物階数:地上4階建