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シャープ/医薬品定温物流分野に参入、新製品を1月5日発売

2020年12月25日/IT・機器

シャープは12月24日、医療機器等を販売するスギヤマゲンと共同で医薬品向け「定温輸送容器セット」を開発し、2021年1月5日からスギヤマゲンを通して発売すると発表した。

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定温輸送容器セットには、シャープの液晶材料技術をベースに新たに開発した「3℃適温蓄冷材」と、スギヤマゲンの温度設計技術を採用。3℃適温蓄冷材の使用で、2~8℃と2~6℃の両方の定温管理に適用できることに加え、これまで行ってきた季節ごとの保冷温度の設定や蓄冷剤の構成変更が不要になる。

また、一般的な定温輸送容器では凍結した蓄冷剤が適切な温度に上昇するまでに1~2時間の待機時間が必要だが、定温輸送容器セットは凍結庫から取り出した直後に3℃適温蓄冷材を容器内にセットできるため、業務を大幅に効率化できる。

シャープの医薬品定温物流分野への参入は、同社が取り組む健康・医療・介護分野向けソリューション創出に対する取り組みの一環。今後も、同社はスギヤマゲンと共同で医薬品定温輸送ソリューションの展開を進めていくとしている。

■「定温輸送容器セット」の概要
外形寸法:W340×D260×H340(mm)
内寸:W250×D175×H230(mm)
内容積:10L
構成物:「3℃適温蓄冷材」4枚(1.92㎏)、「4℃グレード蓄熱材」4枚(1.0㎏)、Bio Box Cell、アルミ仕切り
質量:6.7kg
発売日:2021年1月5日

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