ESRは1月28日、「ESR 尼崎ディストリビューションセンター」（尼崎 DC）が2021年1月26日に開催された「MIPIM Asia Awards 2020」で、「Best Infrastructure, Community & Civic Building」（社会・経済インフラ）部門で最高位である金賞を受賞したと発表した。
＜受賞した「ESR 尼崎ディストリビューションセンター」＞
＜受賞の瞬間の様子 喜ぶスチュアート・ギブソンCEO＞
＜オンライン授賞式の様子＞
MIPIM（ミピム）は、仏リード・ミデムが主催する不動産プロフェッショナル国際マーケット会議のことで、世界の不動産・建築関係者が一堂に会する世界最大の不動産見本市。
MIPIMのアジア部門である「MIPIM Asia」では、毎年[MIPIM Asia Awards]が開催され、11のカテゴリーの中から、その年の革新性や偉業を成し遂げた優れたプロジェクトが表彰される。機関投資家を中心に構成された審査委員会が、発注者側の視点で開発プロジェクトを評価するのが特徴で、設計の巧拙だけでなく、地域社会への影響や長期的な投資価値も考慮される。
「MIPIM Asia Awards」はアジアの不動産業界で最も権威ある賞の一つであり、アジアの不動産業界の「オスカー」と呼ばれている。
ESR が受賞した「Best Infrastructure, Community & Civic Building」部門は、社会または経済インフラの開発を通じて、経済成長を促進し、生活の質の向上に貢献した優れた施設やサービスを表彰することを目的としており、空港、駅、病院、文化センター、図書館、スタジアム、政府関連の建物、物流施設などが含まれる。
ESR にとって今回が初の MIPIM Asia Awards 受賞となる。
なお、尼崎DCは兵庫県尼崎市末広町に2020年6月30日に竣工した、建物単体として日本のみならずアジア太平洋地域でも最大の延床面積 38万8570m2を誇る6階建て・ダブルランプウェイタイプのマルチテナント型物流施設。ESRの基本理念である「HUMAN CENTRIC DESIGN.」に基づき、ラウンジ、ショップ、託児所、緑豊かな憩いの空間など従業員にとって快適で魅力的な施設となっている
ESRのスチュアート・ギブソンCEOは「MIPIM Asia から名誉ある金賞を受賞したことを大変光栄に思う。物流施設は、新しい経済にとって不可欠なインフラ。尼崎DCは弊社の理念「HUMAN CENTIRIC DESIGN. （人を中心に考えたデザイン）」に基づき、テナント企業とその従業員のウェルビーイング（幸福度）を促進するために、革新的で高品質な空間・ソリューションを提供し、物流およびテナント企業の発展をサポートしながら、地域社会にもポジティブな変化をもたらす先進型巨大物流施設になることを目指し建設した」と述べ、さらに「今回の受賞は、尼崎DCの設計の革新性のみならず、物流施設が果たす社会および経済インフラとしての意義を高く評価頂いた結果だと受け止め、アジア太平洋地域をリードする物流不動産プラットフォームとしてだけでなく、最高水準の品質と革新性で常に業界をリードする企業としての当社の地位をさらに確固たるものにして頂けたと思っている」とコメントしている。
＜ESR尼崎DCの紹介動画＞
■ESR尼崎DC概要
名称：ESR尼崎ディストリビューションセンター
所在地：兵庫県尼崎市末広町 1-5-1
敷地面積：19万4428m2
延床面積：38万8570m2
構造：地上6階建 RC＋S 造 耐震構造
用途地域：工業専用地域
企画設計・マスタープラン：ESR（スチュアート・ギブソン、武田 諭、落合亮太）
設計：大成建設一級建築士事務所 ＜ラウンジ・託児所デザイン＞タカトタマガミデザイン＜ランドスケープデザイン＞a+L／渡辺美緒デザイン事務所
施工：大成・長谷工・錢高・ノバック・神鋼興産建設特定建設工事共同企業体
アクセス: (車) 阪神高速5号湾岸線「尼崎末広IC」より700ｍ、阪神高速3号神戸線「尼崎西 IC」／(電車) 阪神電車「武庫川」駅・「東鳴尾」駅より 2.7km、同「出屋敷」駅より 3.5km、同「尼崎」駅より 4.7km／(バス) 阪神バス「末広町」より徒歩1分
