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豊田自動織機/フォークリフト等の自動運転にローカル5G活用

2021年04月09日/IT・機器

豊田自動織機は4月9日、豊田自動織機ITソリューションズ、キャッチネットワーク(KATCH)と、5G(第5世代移動通信システム)を地域限定で利用できる「ローカル5G」の活用に向けた実証実験に着手したと発表した。

<ローカル5Gネットワークサービスのイメージ図>
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実証実験では、Sub-6帯・SA(Stand Alone)方式の商用機をいち早く導入。KATCHにローカル5Gのコア装置を設置し、基地局としての通信環境を構築した豊田自動織機情報技術研究所(e-Lab)および豊田自動織機高浜工場とネットワーク接続する。

e-Labで2021年内を目途にローカル5Gの性能評価などを実施し、有用性を確認したうえで、2022年に高浜工場への導入を計画。高浜工場では、自動運転フォークリフトや無人搬送車(AGV)などの自律走行車を対象とした実証実験を行い、5G通信の高速大容量、超低遅延、多数同時接続という特徴を生かしたより高精度で安全な自動運転技術の開発に取り組む。

実証実験を通して、豊田自動織機は物流の将来像として描くスマート物流の基盤構築を、KATCHはローカル5Gの利用技術や活用ノウハウを獲得することで地域産業の課題解決に向けたサービスの提供を目指す。

■実証実験での各社役割
豊田自動織機:プロジェクト統括
豊田自動織機ITソリューションズ:e-Lab内の情報システム構築、実証実験、検証
KATCH:ローカル5Gのコア・無線設備の構築、運用、電波伝搬等の試験

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