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NSユナイテッド海運/3月期の売上高6.7%減、営業利益4.3%減

2021年04月30日/決算

NSユナイテッド海運が4月30日に発表した2021年3月期決算によると、売上高1384億5400万円(前年同期比6.7%減)、営業利益67億3600万円(4.3%減)、経常利益55億3200万円(1.0%増)、親会社に帰属する当期利益61億3100万円(3.1%増)となった。

外航海運事業において、ドライバルクは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により2020年前半は大きく低迷したが、年央には中国の経済活動再開に伴う輸送需要持ち直しなどにより一旦の回復を見た後、感染症拡大の第2波、第3波による影響の中、特に大型船市況は振れ幅の激しい展開が続いた。

パナマックス型以下の中小型撒積船市況は、2020年前半は感染症拡大による影響を受け荷動きが低迷したが、穀物輸送は比較的堅調に推移し、下期からは鋼材出荷や自動車生産再開による銅やニッケル等マイナーバルクの輸送需要の持ち直し等を受け2月以降大幅上昇となった。VLGC(大型LPG運搬船)は、市況は総じて堅調に推移した。

内航海運事業は、鉄鋼関連貨物は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から上期は需要が急減した。下期から自動車向けを中心とした製造業向け需要が回復基調となり、高炉が再稼働するなど粗鋼生産量増加と共に需要は上向きはじめたが、原料輸送量、鋼材輸送量共に上期中の減少を補うには至らず当初の見通しを下回った。

次期は、売上高1460億円(5.5%増)、営業利益106億円(57.4%増)、経常利益89億円(60.9%増)、親会社に帰属する当期利益80億円(30.5%増)を見込んでいる。

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