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GBS/青森県八戸市の共同物流センターにパワースーツを導入

2021年05月11日/IT・機器

GBSは5月11日、青森県八戸市に本社を置く共同物流サービスと、 同社の青森県八戸市内の物流センターにGerman Bionic製で世界初のコネクテッド・パワースーツ Cray Xを複数台商用導入し、物流センター内での商品の取り扱いにおける運用が開始されたと発表した。

<Cray Xを装着しての倉庫内作業>
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<導入は生産性向上と労働環境の改善のため>
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この導入は、ホームセンター向け物流センターでの多岐にわたる日用品、園芸・農業品、生活必需品の保管、店別仕分け、配送における取り扱い作業の負担低減を目的としたもの。

これまでも、共同物流サービスは全国に先駆けて共同保管・共同配送事業を実現、ホームーセンター・食品スーパーの一括物流システムの構築・センター運営を行うほか、デパレタイザーやAGV(自動搬送機)といったロボットや最新物流機器、ICT活用への積極投資を行い、更なる作業環境・生産性の改善に取り組んでいる。

共同物流サービスとGerman Bionicは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、スーパーやホームセンターでの食料品や消費財購入の利用が増え、物流センターでの作業量の増加に応えるため、 2020年後半に一定期間にわたる着用テストを物流センター内で実施した。評価期間においてCray Xが複数の作業環境で作業プロセスへの適用と、作業される方の負担軽減を確認できたことから、 今回の商用導入となった。共同物流サービスでは導入済み拠点での活用に加え、同社運営の別拠点での活用も評価・検討している。

2020年7月よりリリースされた世界で初の装着ロボット機器向けコネクテッド・プラットフォームGerman Bionic IOは、共同物流サービスでも活用されている。導入済み拠点での稼働状況の確認を始め、機器の設定情報や利用状況をプラットフォーム上で確認、 現場でのパワースーツ活用の最適化が行われている。

共同物流サービスの森山 慶一社長は「物流の現場には重労働の作業があり、機械化や自動化を進めることが急務。生産性向上による顧客満足と労働環境の改善による従業員満足の両立を目指している。German BionicのCray Xの導入によりこうした取り組みが加速できるものと考えている」と述べた。

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