日本宅配システムは6月10日、コンピューター制御式の「デジタル宅配ボックス」を多くの住まい・建物・オフィスにひろめるために「デジタル宅配ボックス SDGs & DX PROJECT」の第5弾として、 宅配業者を認証しオートロックを解錠する「宅配入館システム」の販売を開始すると発表した。
この「宅配入館システム」は、戸別宅配ボックスへ配達する宅配業者を認証しオートロック内への入館を許可するシステム。 オートロック付近の専用タッチパネルを宅配業者が操作することで認証を行う。このような指定宅配業者との連携は、デジタル宅配ボックス専業メーカーのノウハウによって実現した。
これまでオートロック外への設置が多かったデジタル宅配ボックスが、オートロック内の各戸・各階へも設置されていくことで、自宅玄関に近い場所で受け取れる居住者の利便性を向上しながら、ラストワンマイルの効率化を目指す。
なお、EC市場拡大の加速により日本の宅配個数は増加を続け、 「共有の宅配ボックスが埋まっていて使用できない」という声が多くなった。同システムはこの問題解決をコンセプトに開発を行い、世帯あたりの宅配ボックス数を増やすことで「SDGs11:住み続けられるまちづくりを」の達成にも取り組むとしている。
日本宅配システム/「再配達/時間指定削減対応宅配ボックス」 販売開始