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鈴与/経理担当者の請求書支払処理業務の効率化を実現

2021年09月08日/IT・機器

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鈴与は9月8日、経理担当者の請求書支払処理業務の効率化を実現する「仕訳支援クラウド」をリリースした。

<サービス概念図>
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<利用イメージ>
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これは、AIを活用して画像から文字を認識しデータ化する「AI-OCR」と、勘定科目等の会計仕訳処理に必要な情報が自動判定できる同社が独自開発した「仕訳システム」を組み合わせたDXソリューション。これにより請求書支払処理プロセスにおいて従来は担当者が目視で判断していた業務の標準化・自動化が可能になり、顧客の業務をDX化することが可能になった。

一般的に請求書支払処理業務においては、受領した請求書から、自社の会計システムに登録してある取引先コードや勘定科目コードなどを判断する作業を伴うため、どの企業においても入力・確認作業に時間がかかる。

また、取引先ごとに異なる処理が必要になる場合も多く、業務の属人化につながりやすいため、担当変更時の作業品質維持が困難であるという課題もある。これに対して、多くの企業が OCR や RPA を活用した効率化に取り組んできたが、従来のサービスでは請求書明細単位でのデータ取得が困難であり、依然として担当者が目視で判断する業務が残ることによりプロセス全体を自動化できず、効率化や属人化の排除という課題を解消できずにいた。

このサービスでは、PDF化された請求書をシステムに読み込ませるだけで、AI-OCR と「仕訳システム」によって必要となる情報を自動抽出して、取引先コード・勘定科目・税区分・摘要といった支払処理に必要なデータに自動的に変換を行う。そのため、経理担当者の入力作業が無くなり、内容確認のみを実施することになるため、処理作業が効率化されるだけでなく、担当者による業務品質の違いも解消される。

さらに、請求の重複、発注した内容との相違、請求金額の大幅な変動などをチェックする機能により、目視で判断していた業務が自動的に行われるため、業務の省力化につながる。

また、「せっかくテレワークを行っているのに、月初になると請求書を受け取るために出社しなくてはならない」という要望に応え、オプションサービスとして、取引先からの請求書の受領を同社が代行するサービスも提供している。これにより、すべての請求書支払処理業務を自宅から行える体制が構築できる。

すでに導入した企業からは「1件の請求書で複数明細の会計仕訳を行う場合に業務削減効果が高い」「業務が集中する月初の残業を減らすことができた」「専任の担当者による属人化が解消され人事異動の柔軟性が確保できた」「新人担当者の即戦力化が可能になった」「テレワーク中に月初だけ出社する必要がなくなった」
といった声が寄せられているという。

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