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日立物流/売上高16.2%増、危険物、医薬品、温度帯に注力

2022年01月31日/決算

日立物流が1月31日に発表した2022年3月期第3四半期決算によると、売上高5514億1000万円(前年同期比16.2%増)、調整後営業利益292億5200万円(10.1%増)、税引前利益230億5200万円(24.3%減)、親会社に帰属する当期利益130億5400万円(30.3%減)となった。

セグメント別では、国内物流の売上高は前年同期並みの3139億2900万円、調整後営業利益は、生産性改善等があるものの、同社グループ会社の物流センター火災による影響等により、前年同期並みの185億1900万円となった。

国際物流の売上高は、フォワーディング事業や自動車関連顧客を中心とした取り扱い物量の増加等により、前年同期に比べ51%増加し、2276億9200万円となった。調整後営業利益は、増収影響やフォワーディング事業の収益性向上等により、前年同期に比べ37%増加し、97億2900万円となった。

<国内拠点の拡充>
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なお、決算説明会では、国内事業として、危険物物流、GDP取得を含めた医薬品物流とともに、温度帯物流の強化を図るとしている。すでに、化粧品物流の強化では、兵庫県猪名川町に稲川資材センターを2021年11月に稼働。危険物倉庫では、滋賀県大津市に大津物流センターをこの1月に新設。危険物倉庫は基本的には従来の物流施設の空き地に建設していく方針だ。

そのほか、協創活動(共同提案)の継続実施では、兵庫県神戸市にパーツセンターを1月から稼働。バイク部用品を扱う。

通期は、売上高7200億円(10.4%増)、営業利益375億円(2.1%増)を見込んでいる

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