LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





ESR/兵庫県川西市に関西圏最大規模の物流施設開発

2022年03月01日/物流施設

  • 関連キーワード
  • ESR

ESRは3月1日、兵庫県川西市東畦野、東多田の各一部に敷地面積50万5647m2(15万2958坪)の土地を購入し、「ESR川西ディストリビューションセンター」(川西DC)を開発すると発表した。

<「ESR川西ディストリビューションセンター」完成イメージ(左より今回発表の1期目A棟、B棟 ※右の2棟は2期目の計画図)>
20220301esr1 520x260 - ESR/兵庫県川西市に関西圏最大規模の物流施設開発

<位置図>
20220301esr2 520x293 - ESR/兵庫県川西市に関西圏最大規模の物流施設開発

1期目としてこの計画地内の敷地面積14万4852m2(4万3818坪)に物流施設2棟(A・B)の建設を行う。A・B棟ともに地上6階建て、免震構造のシングルランプ式マルチテナント型で、延床面積はA棟・8万9800m2(2万7160坪)、B棟・9万5700m2(2万8950坪)、A・B棟ともに2023年7月着工、2024年12月竣工を予定している。2期目は2025年以降に物流施設2棟を建設する予定。

川西DCは川西市北部・舎羅林山(しゃらりんざん)の北側、国道173号線沿いに位置し、新名神高速道路「川西IC」より3.8km、国道173号線経由で阪神高速11号池田線を利用して大阪国際空港(伊丹)に11kmと近接。また、川西ICから新名神高速道路経由で箕面有料道路や新御堂筋を利用することにより、北摂エリアまで10分、大阪中心市街地まで30分以内でのアクセスが可能。さらに新名神高速道路の全線開通(2023年度予定)に伴い、神戸や京都など近畿エリアから、広域には西日本エリアまでをカバーする物流拠点として利便性の高い立地となっている。

また、能勢電鉄妙見線「一の鳥居」駅から川西DCのエントランスまで約200m(徒歩2分)と公共交通のアクセスにも優れており、近隣には生活環境が整った阪急北ネオポリス地区をはじめとした大規模ニュータウンがあり、職住近接の就労環境が整っているため、人材確保にも有利な立地。

川西DCでも同社の基本理念「HUMAN CENTRIC DESIGN.」に基づき、ワーカーファーストの充実したアメニティを備え、CASBEE Aランク基準を満たす、環境や省エネルギーに配慮した、次世代の物流施設の礎となるような最新鋭の建物を計画している。

川西DCは発表ベースでは全国で33件目、関西圏では6件目のプロジェクトとなる。第1期の総投資額は502億円。

ESRのスチュアート・ギブソンCEOは「川西DCは関西圏でのマルチテナント型物流施設への需要の高まりに応えることができ、グローバルに見ても重要な物流ハブとなる。ESRにとって過去最大、日本の物流業界でも最大規模のプロジェクト。都市計画の変更が伴う開発には長い時間がかかり、専門知識も必要で、都道府県によってプロセスが異なる場合もあるため、各地方自治体や各省庁と連携して進めることが不可欠。私たちはこれまで培った経験と知見をフル活用し、雇用創出や税収の増加など、川西市と地域住民に長期的な利益をもたらし、この地域の潜在的な価値を最大限引き出せるよう、川西DCのプロジェクトを真摯に進めていく」と述べている。

■概要
名称:ESR川西ディストリビューションセンター
所在地:兵庫県川西市東畦野、東多田の各一部
敷地面積:[全体]50万5647m2 (15万2958坪)[1期目計]14万4852m2(4万3818坪)
延床面積:(A)8万9800m2(2万7160坪)/(B)9万5700m2 (2万8950坪)
用途地域:工業地域
構造:(A・B)地上6階建 免震構造  
着工:(A・B)2023年7月(予定) 
竣工:(A・B)2024年12月(予定)
アクセス:(車)新名神高速道路「川西IC」より3.8km
      (電車) 能勢電鉄妙見線「一の鳥居」駅より200m

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース