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JICA/タンザニアの内陸港の機能強化で物流効率化に貢献

2022年03月08日/国際

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国際協力機構(JICA)は3月4日、タンザニア連合共和国政府との間で、「キゴマ港改修計画」を対象として27億2600万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結したと発表した。

キゴマ港は、タンザニア東部のタンガニーガ湖の西岸に位置する内陸港であり、タンガニーガ湖からルワンダ、ブルンジ、コンゴ民主共和国等への通じる中央回廊のハブ港として機能している。

この案件は、港湾施設の老朽化が深刻であるキゴマ港で、旅客埠頭の改修・浚渫、一般貨物倉庫の建設、アクセス道路の舗装を行うことにより、旅客の乗降や荷役の安全性・効率性の改善を図り、もってタンザニア海岸部からルワンダ・ブルンジ・コンゴ民主共和国に至る中央回廊上の交易、輸送の改善に寄与する。

中央回廊上の港湾整備を通じて、持続可能な経済成長に必要な交通・物流の効率化に資することから、SDGsゴール8(働きがいも経済成長も)及びゴール9(産業と技術革新の基礎をつくろう)に貢献する。

■案件内容
国名:タンザニア連合共和国
案件名:キゴマ港改修計画(The Project for the Rehabilitation of Kigoma Port
実施予定期間:42か月(詳細設計・入札期間含む)
実施期間:タンザニア港湾公社
対象地域・施設:キゴマ州キゴマ・ウジジ市、キゴマ港
具体的事業内容(予定):【施設】旅客埠頭(6500m2)、旅客埠頭前の浚渫(水深5m)、旅客待合施設(1296m2)、旅客埠頭へのアクセス道路(7m幅×距離約481m)、埠頭前広場の舗装(949m2)、一般貨物倉庫の建設(延べ床面積2088m2)、詳細設計、入札補助、施工監理

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