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大和物流/石川県で2.3万m2の物流センターを稼働開始

2022年04月04日/物流施設

大和物流は4月4日、石川県白山市において物流施設「金沢物流センター」を竣工し、4月3日に稼働を開始したと発表した。

<金沢物流センター>
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<航空写真>
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<位置図>
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<左から庫内車路(1F)、屋内トラックバース(1F)>
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このセンターは、北陸自動車道「美川IC」から約2.0km、「徳光スマートIC」から約3.1kmに位置し、北陸エリアの主要都市に短時間でアクセスできる。

また、北陸自動車道を利用することで、関越自動車道や東海北陸自動車道、名神高速道路などへもアクセス可能なことから、首都圏や中京圏、近畿圏への広域配送拠点として活用できる。さらに、「金沢港」まで約15kmの距離にあるため、東アジアの国際物流拠点としても機能する。

地上2階建て、延床面積2万3816.74m2(7204.56坪)の規模で、全フロア床荷重2.0t/m3、梁下有効天井高5.5m以上、柱間隔10m以上。また、倉庫1階には中央車路方式を採用しているため、天候に左右されることなく屋内で入出庫作業をすることが可能。ドックレベラーを2基完備したトラックバースでは、海上コンテナやロールボックスパレットなど多彩な貨物を取り扱うことができる。

屋上に約1000kW の太陽光パネルを敷設し、発電した電力を施設内で利用するとともに、固定価格買取制度(FIT)を通して余剰電力を売電する。2023年度を目途に、大和ハウスグループが建設・運営・管理する再生可能エネルギー発電施設の再生可能エネルギー価値(トラッキング付非化石証書)を付加した電力を採用し、施設運営に要する電力を100%再生可能エネルギーで賄う。

また、省エネ性に優れるLED照明を全館に導入し、環境に配慮した省エネルギー運営を図るとしている。

なお、北陸エリア(富山県、石川県、福井県)は、地域に根ざしたものづくり産業の振興や、首都圏・中京圏・近畿圏の三大都市圏と等距離に位置する交通利便性から、日本海側を代表する工業地域として発展してきた。また、アジア諸国への海運アクセスにも優れることから、港湾・空港・貨物鉄道駅などへの幹線道路の整備も推進されており、国際物流拠点としての重要な役割も担っている。

■概要
名称:大和物流「金沢物流センター」
所在地:石川県白山市松本町889番他37
敷地面積:2万2530.03m2(6815.33坪)
延床面積:2万3816.74m2(7204.56坪)
構造・規模:鉄骨造地上2階建て・高床式
床荷重:各階2.0t/m2
搬送設備:貨物用エレベーター4基(3.5t:3基、4.5t:1基)
垂直搬送機:2基(2.0t)
環境・省エネ対策:太陽光パネル敷設3332枚
(総発電容量:約1000kW、年間予定発電量:約150万kWh)
全館LED照明導入
アクセス:北陸自動車道「美川IC」から約2.0km
最寄り駅:JR北陸本線「加賀笠間駅」から約2.0km
着工:2021年2月15日
竣工:2022年3月25日

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