横浜市港湾局、京浜港湾事務所、国土交通省関東地方整備局は4月12日、大黒ふ頭P3・P4岸壁(水深7.5m、延長260m)及び荷さばき地の再整備が完了し、P3岸壁(水深12m、延長290m)として、4月15日から供用を開始すると発表した。
これにより、隣接するT3-T8岸壁と合わせると、大型の自動車専用船が5隻同時に着岸可能な我が国最大級の延長1400mの連続バースとなる。
これらにより、大黒ふ頭は大型の自動車専用船が11隻同時着岸可能な日本最大級の自動車取扱拠点となり、横浜港の自動車取扱機能の更なる強化が実現する。
なお、横浜港の主要輸出品目は完成自動車であり、大黒ふ頭は「東日本最大の自動車取扱拠点」 。2022年4月1日には、横浜港埠頭により大黒ふ頭C4コンテナターミナルの自動車ターミナルへの転換が完了したところ。
国土交通省と横浜市では、2015年度から自動車専用船の大型化や着岸隻数の増加に対応するため、大黒ふ頭の横浜航路側のP3・P4岸壁の水深を7.5mから12mに深くし、延長を260mから 290mに延伸する改良工事や、荷さばき地の拡張等を進めてきた。